洗浄から収納まで自動化、ロボット提案も

   システム食器洗浄機と協働ロボット

 厨房機器大手のホシザキは食器を入れたラックの搬送から洗浄、ワゴン収納まで自動で行うシステム食器洗浄機をこのほど発売開始した。飲食業界では食器洗いの仕事があるというだけでアルバイトが集まらない昨今。洗い場の省人化や作業効率の向上に貢献する。

 従業員がシンクで下洗いした食器をラックに入れ、洗浄機側に少しスライドさせると、.ャリーテーブルがラックをセンサーで検知、内蔵したアームが作動して洗浄機に投入する。∪浄機にラックがセットされると洗浄がスタートし、洗浄後はラックをリフト装置へ搬送する。リフト装置はワゴンの空いている段を検知してラックを昇降し、自動で収納する。ワゴンが満載になるとランプで知らせるため、従業員がこれを合図にワゴンを保管スペースに搬送する。

リフト装置が食器の入ったラックをワゴンの空い
ている段に自動収納する

 処理能力は1時間あたり約40ラック。ワゴンはラック4段を収納でき、満載になったらワゴンを入れ替えることで収納力をアップさせることができる。

 必要人員は下洗いとワゴンを搬送する2名で十分。しかもワゴンを搬送する従業員は、ラックが満載になるまでほかの作業に集中できる。担当者は「ホテル・旅館やレストランなど洗浄枚数が多い業態をねらっている。販売目標は年間約100台をめざしたい」と語っている。標準モデルで818万6000円(税抜)。

ロボット活用で下洗いも無人化へ

 都内で先ごろ開催された「フードシステムソリューション」では、世界シェアトップのユニバーサルロボット社製の協働ロボットを組み入れて、下洗いやラッキングまで自動化するラインを提案した。

 ロボットがキャリーテーブルにラックを設置した後、食器やグラスをピックアップしてシンクで下洗いを始める。下洗いを終えた食器をラックにセットして洗浄機に押し出す。カメラビジョンシステムを搭載しており、食器の位置や形状を正しく認識することができる。まだコンセプトモデルの段階だが、デモンストレーションでは来場者の注目を集めていた。

  協働ロボットが下洗いする様子を実演した